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海辺の恋 Lyrics

こぼれ松葉をかき集め 乙女の如き君なりき
こぼれ松葉に 火を放ち 童のごとき我なりき
童と乙女 寄りそいぬ ただ玉ゆらの 火をかこみ
うれしく二人 手をとりぬ 甲斐なきことを ただ夢み
入り日の中に たつてぶり ありや なしやと ただ ほのか
海辺の恋のはかなさは こぼれ松葉の 火なりけむ
 ───新潮社 『日本詩人全集17 佐藤春夫』「殉情詩集」
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花様 (1996)
しおさいの詩 春の雨はやさしいはずなのに 木戸をあけて〜家出する少年がその母に捧げる詩〜 少しは私に愛を下さい 名もない魚 海辺の恋 白い一日 野ざらしの駐車場 シクラメンのかほり くぐりぬけた花水木 めまい 盆がえり 俺達の旅 花霞そして舞落葉 愛燦燦 紫のドレス 遙かな轍