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夏草の線路 Lyrics

夏草に埋もれた線路は
錆びた陽射しを集めて
立ち止まる踵を知らない
町に誘うよ
霧の朝いちばん最後の
貨物列車に託した
僕たちの遥かな未来は
走り続ける
何時までもこの場所で
同じ夢見てたはずなのに
君は今靴紐気にして

枕木は季節を数えて
蒼い土へと帰るよ
少しずつほどける
あの日の遠い約束
ポケットに忘れてた
石ころを高く投げてやろう
赤茶けたレールの向こうへ

何にも気づかずに
通り過ぎてしまえそうで
何処まで歩いても
終わりのない夏の線路

夏草に埋もれた線路は
低く陽炎揺らして
七色にさざめく小さな
風をはじくよ
僕のこと想う時
目を閉じて汽車を走らせて
聞こえない汽笛を聞くから

このまま気づかずに
通り過ぎてしまえなくて
何処まで歩いても
終わりのない夏の線路
いつでもまなざしは
眩しすぎる空を越えて
どんなに離れても
遠く君に続く線路
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HOPE (1990)
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