.

猫の刻参り Lyrics

とんたんてんたん 怨めしや
とんたんてんたん 嗚呼、無様
とんたんてんたん 憎たらしい
とんたんてんたん
「...怨めしいねぇぇええぇえ!」
冠婚葬祭の宴が今宵も開かれた
耳を澄ませば 聞こえる釘打つ音

園内ににボクの姿はなく 賑わうのはボクの以外でした
「そうだ、ボクを動かせばいい!」

廻せ廻せ 子の滑車を
廻せ廻せ 卯の目玉を
乱せ乱せ 丑の刻を
溢れたのは猫の泪
とんたんてんたん 振りかぶり
とんたんてんたん 打ち鳴らす
美しいね この泣き声と打撃音

神木の槌と藁人形 静寂の森に猫一匹
遠くの笑い声のなかに 猫は居場所を発見した
「ボクがボクを認めればいい。 」

廻せ廻せ 子の滑車を
廻せ廻せ 卯の目玉を
乱せ乱せ 丑の刻を
掴め掴め 干支の首を

~昔々、或る処~
幸せに暮らしていた猫の御話でした。とさ
~おしまい~
Report lyrics